最近いただく質問の中に、「30代から(40代、50代からもあります)理学療法士になりたいが大丈夫ですか?」というものがあります。
この質問に対して私の考えをお伝えしていこうと思います。
30代、40代、50代で理学療法士になりたい方は必見です!
今日お伝えする内容は以下の3つです。
①その年齢から理学療法士になれるかどうか。
②理学療法士になることのメリット、デメリット
③結局なるべき?辞めとくべき?
中年からの挑戦
中年から理学療法士になれるかどうか?答えは簡単、なれます。性別、学歴、職業経験、そんなものに関係なく、理学療法士になろうと入学後に勉強すれば、なることはできます。
この年代からなろうかどうか迷っている人の悩みどころとしては、勉強についていけるかどうかってところが大きいと思います。
どちからと言うと、本気で勉強する中年の方が、なんとなく入学してきた若い人よりも成績は良好であることが多いです。
これは崖っぷちに立たされている者の強みといいますか、もう後がないでしょ。だから勉強するんです。実技も練習するんです。
本気でなりたい思うなら大丈夫。理学療法士になることはできます。
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メリットとデメリット
理学療法士になれることはわかっても、メリットとデメリットは必ずつきまといます。
メリット
・一般的な会社員より就職先はある。
・体のことが分かると、家族や自分の助けとなる。
・人のお役に立てる仕事にやりがいを感じる。
デメリット
・今後の就職先は減っていく。
・給料は安いし、今後も伸びない。
・ケガや病気の人を対象にするので、非常に責任が重い。
・つぶしがきかない。他の職業への転職には助けにならない。
・学費が高い。
・勉強が大変。
ざっと思いついたところを列挙してみましたが、どちからと言うとデメリットの方が多いですね。
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なるべき?辞めとくべき?
中年からの理学療法士への挑戦、なるべき、辞めとくべきかの二択なら辞めておく方がいいと思います。
パーセンテージで表すなら、なるべき 25%、辞めとくべき 75%という感じでしょうか。
思っているより、理学療法士の業界は閉塞感が漂っています。パンフレットや、学校説明会で言われているほど、安住の地ではありません。
「誇大広告?」って思うようなことを書いている学校もありますからね。
お金の面でもいまの会社より優遇されるとは限りませんし、「お金が下がってもやりがいがあればいい」なんて考えていても、理学療法士の世界の方がやりがいがある、という保証はどこにもありません。
そもそも医療や福祉の方がやりがいがあるなんていうのは、おそらく業界の人間が後付けしたもので、本来はプロ野球選手も、会社員も、医療職も、全て同じようにやりがいのある仕事のはずです。
そこにやりがいを見いだせていない人は、医療職になってもやりがいがないと言うのが関の山です。このあたりは熟慮が必要です。
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まとめ
理学療法士になれるかどうかの観点で、目指すかどうかを決めることは辞めましょう。普通にやればなれますから。
それよりもなった後のことを考えて、どんな生活になりそうなのか、そのあたり具体的にイメージすることが大事です。
いまの生活が嫌だから、なんとなく医療や福祉という考えなら、続けることができないぐらい大変な職業です。
それでもやっぱり目指したいと思うなら、ホームページで調べたり、いきたい学校の資料を請求するところから始めてみましょう。