水銀血圧計の使用が2020年までに製造と輸出入が禁止に

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理学療法学生に朗報?!水銀血圧計が近々使用しなくなるようです。

水銀血圧計消える水俣条約

理学療法士の学生時代、一番最初に習う実技といえば水銀血圧計による血圧測定でした。

 

水銀血圧計での血圧測定って誰でもしたこと(されたこと)があると思いますが、看護師さんたちはいとも簡単にしていますよね。

いや簡単にしてもらわないと、これで時間がかかっていたら、診察もリハビリも始められません。

いまだからそう言えるのですが、当時の私は血圧測定が不得意でした。その理由は、

  • どこまで圧をかけて上げればいいのかわからない
  • どれぐらいの速度で落とせば聞き取りやすいかわからない
  • 音が聞こえ始めるところが聞き分けにくい

と、まあ学生時代ならみんなそうだと思うのですが、大汗をかきながら必死に血圧を測っていました。

 
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実技テストでの失敗が私を変える

そんな状態で迎えた実技テストで、やらかしてしまいます。

血圧測定の被検者がなんと学校のお医者さん。学生同士でも緊張するのに、医師相手に緊張しないはずはありません。

時間以内に正確に計測できず案の定不合格になり、血圧測定のトラウマはさらに強くなっていきます。

 

そんな中、評価実習の一期目に、脳卒中の症例が関西で一番多い病院に行くことが決まりました。その病院ではリハビリを始める前に患者さん全ての血圧を学生がするとのこと。

「こりゃやらんとあかん」と一念発起して猛練習を開始。

 

わざと分厚い服を来て血圧を測ったり、車いす座位、背臥位など想像できる限りの手の位置で測定しました。

いまから考えればどこまでそれが役立ったのかはわかりませんが、数をこなしたことによってある程度自信がついたのも事実です。

 

そうして評価実習を迎え、練習の成果を出すことができました。

 

普通にやれば、焦らずできれば、水銀血圧計による血圧測定なんか難しくないですもんね。

 

水銀血圧計が消える

水銀血圧計消える水俣条約2

少し前の話になりますが、熊本県の水俣に環境に関する会合が行われ、水銀に関する水俣条約(通称:水俣条約)という条約が締結されました。

水俣条約について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
参照)水銀に関する水俣条約

 

その条約を受け、WHO(世界保健機関)は水銀を使った体温計と血圧計の使用を2020年までにやめるとする指針をまとめて発表した。

簡単にいうと水銀血圧計の使用を2020年までにやめて、デジタルの血圧計を使おうということです。

 

医療や介護の現場では、水銀血圧計の使用はかなり減ってきています。

看護師さんがバイタルチェックにまわるときでも、ほとんどデジタルの血圧計を使っていますし、私もデジタル血圧計を使用しています。

デジタルの血圧計で何回測ってもエラーがでる場合や、ばらつきがある場合には正確に測定するため水銀血圧計を使用することはあります。

 

そういう意味では、水銀血圧計がなくても困らない程度にはなってきているのだと思います。

時代の流れ、環境への配慮で、水銀血圧計が医療の現場からなくなれば、水銀で血圧測定できない理学療法士が生まれるのでしょうか。

昔人間としてはちょっとさびしい思いもしますが、その分他の実技をかんばってください。

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