AO入試廃止の流れは理学療法士の養成大学や専門学校にもくるか?!

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近年大学や専門学校の入学試験の一翼を担っていたAO入試ですが、ここに来て廃止の大学が増えてきています。

 

この話をしていく前に、AO入試についてまず説明しておく必要があるでしょう。

 

AO入試のAOとは「Admission Office」の略です。学力重視の大学入試に異を唱えるように、1997年の中央教育審議会が入試を多様化する策として推奨しました。

 

大学には「アドミッション・ポリシー」という入学指針が示されていて、その入学指針に沿う学生を小論文や面接の試験で評価して合格か、不合格を決めるという入試の方式です。

推薦入試と違うのは、高校の推薦状や成績とは関係なく、人物評価に重きをおくということです。

 

 AO入試の実情

そうして始まったAO入試なのですが、今年から募集枠を減らしたり、廃止する大学が相次いでいます。その理由は、AO入試で入学した学生の学力が不足していたり、人物重視の入試をしているのに良い学生が集まらないことが原因のようです。

 

AO入試縮小・廃止

 

元来AO入試の趣旨は学力偏重を打ち破るべく始まったはずなのですが、結果的に学力が低い学生が集まったり、思っているような学生が集まらないとは本末転倒ですよね。

まあ面接で受験生の全てを見抜くなんて到底無理ですし、小論文なんて練習すれば良い文章は書くことができます。

 

 

一部では力不足の生徒の入学手段とまで指摘される事態にも至っているようです。

 

 

現在のところ、AO入試枠の縮小は国公立大学が中心ですが、この流れは私大の理学療法士養成大学や専門学校にも波及するのか、これから大学入試を迎える人にとってはそこが気になるところでしょう。

 

 

これは私個人の意見ですが、AO入試枠の縮小や廃止は当面は私大や専門学校には拡がらないと考えます。

理由はとにかく受験生を増やしたいから。それに尽きると思います。

 

私の患者さんに理学療法士養成大学の講師をしている方がいらっしゃいますが、その方の話では大学はとにかく受験生を集めるのが難しくなっていると。

 

以前は受験ではなく、合格者からどれぐらい入学してもらえるか、そこに苦労していたようですが、いまは受験すらしてもらえない状況になってきていると。

これは理学療法養成大学に限った話ではないですが、一部の名門一流大学でない限りは、勝手に人が集まるようなことはないようですね。

 

私と以前一緒に働いていたトレーナーが入学した兵庫県のある専門学校では、受験合格者に「他の大学や専門学校を受験しません」と一筆かかした上で入学一時金を振りこませるという徹底ぶりでした。

学生集めに苦労している感じがひしひしと伝わってきます。

 

いずれによせ、AO入試のみでの受験を進めていくことはないと思いますが、今後の流れには注意しておく方がいいでしょうね。

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